ペーパークラフトって何?

ペーパークラフトとは、紙を素材として立体物を作成する立体模型・立体構造物の総称です。

狭義のペーパークラフトとは、設計の元になるキャラクターや動物、乗り物、建物などを紙で設計後、形を決めて平面に展開し、絵付けをして仕上げ線や糊代をつけ、一般の人が作成できるように仕上げたものを言います。

広義のペーパークラフトとは、上記を含み、さらに飛び出す絵本などの設計ベースになる紙製POP-UP構造や、紙製で具体的な動きや音を出せるギミック、紙製のオペラグラスや扇子など紙を素材としたノベルティをも含む、紙製立体構造物の総称を言います。

日本ペーパークラフト協会では、この広義の意味における紙を素材としたあらゆる立体構造物をペーパークラフトの対象として考えます。

折り紙は切ったり貼ったりはしませんが、紙を素材として組み立てる立体構造物になりますので、ペーパークラフトの一つのカテゴリーになります。

ペーパークラフトには、さまざまな利用・配布のされ方があり、具体的なキャラクターや建物などを組み立てるペーパークラフトは、設計後、平面にして組み立て説明図をつけ、印刷やホームページからのダウンロード配布などを行い、入手した人が組み立てるという利用のされ方をしています。

また、POP-UPやギミックなど高度な構造を持ったペーパークラフトは、印刷加工後、専門の工場で組み立てられ、立体絵本の一部になったり、DMやノベルティなど商品のPRに使われたりしています。

日本ペーパークラフト協会では、ペーパークラフトの技術の継承や発展、産業としての社会的地位の確立を目指して活動しています。