ペーパーレストラン2015
– 紙の力・紙を使いこなしたアートの世界 –
「紙から生まれたTaketoriの物語」 -ペーパーアートの平安絵巻-
一般社団法人日本ペーパークラフト協会と株式会社オフ・クリエイト-クリ8は共催で「ペーパーレストラン2015- 紙の力・紙を使いこなしたアートの世界 – 「紙から生まれたTaketoriの物語」」を、2015年10月25日(日)から2015年11月1日(日)までトッパン・フォームズ株式会社本社ビル一階ホールで開催いたします。
本イベントは昨年の「ペーパーレストラン2014 紙の力・紙を使いこなしたアートの世界」に引き続き第二回として開催されるもので、以下の三構成となっております。
1. 21人のペーパーアーティストが「紙から生まれたTaketoriの物語」をテーマにオリジナル作品を制作し展示する展覧会を開催いたします。
出展作家(あいうえお順)秋山美歩/アクツユウト/AJIN/石川日向/加藤幸吉/佐倉圭/白倉良晃/高橋孝一/高橋洋一・高橋としえ/竹中健志郎/智与/長尾昌枝/永嶋邦子/中村耕二/中山ゆかり/梶原恵・新島龍彦/馬場誠之/張江真代/百鬼丸/松本康孝/幸印
期日 10月25日(土)~11月1日(日)(24日午後3時より内覧会を開催)
午前 午前10時~午後5時 入場無料
会場 トッパンフォームズ汐留本社1階ホール 東京都港区東新橋1-7-3
2. 小学生を対象に、道具を使った創作活動・情操教育の一助となることを目的にしたワークショップ「ペーパークラフト 紙から生まれたかぐや姫を作ろう」を開催いたします
日時 27年10月25日(日)午前10時~12時・午後1時~3時 計二回
対象 小学生(保護者同伴)で、グループ参加(5~6人)を条件とします
人数 各回25名(4~5グループ)合計50名
募集 ポスター・パンフレットその他の広報ツールを通して告知
ペーパークラフト協会の専用申込ページから申込受付
申込期日 9月1日~申込順受付開始 最終〆切10月16日(金)
参加費 無料
参加条件「VICTORINOXナイフ体験イベント参加同意書」に保護者が記入し当日持参
3. 平安時代は色々な場面で紙が使われ始めた時代です。西暦751年に始まった「東大寺お水取り」で僧が着るのは紙衣、練行衆が造る「花拵え」は和紙によるペーパーフラワーです。和紙の歴史と紙の工藝・ペーパークラフトについてのセミナーを開催いたします。
テーマ 「かぐや姫の時代に始まるペーパークラフト」
講師 紙の博物館学芸部長 辻本直彦氏
期日 10月27日(火) 午後3時30分~午後5時 入場無料(午後3時開場)
会場 トッパンフォームズ汐留本社1階ホール 東京都港区東新橋1-7-3
展覧会の見どころ
21人ものペーパーアーティスト・ペーパークラフト作家が集まり共通のテーマでオリジナル作品を創作し展示する展覧会は初めてです。各作家が、竹取物語からのイメージを具体的に展開した21点の作品。 紙を切ることによる・切絵。紙を折ることによる・折り紙。紙を切り、折り、貼ることによる・紙のレリーフやポップアップ。さらに紙を切り、折り、貼り、組立てる紙彫刻や紙のジオラマなど見どころは尽きません。
ワークショップの特徴
現在の子供たちは鉛筆を削る経験がほとんどないといわれており、ペーパークラフトなどのワークショップに刃物を持ったことの無い子供たちも参加しているのが現状です。今回、アーミーナイフで有名なビクトリノックス・ジャパン様・トンボ鉛筆様・プラス様の協力を得てペーパークラフト作りと共に、色鉛筆を削ることを体験しナイフの使い方講習を行います。刃物の使い方からペーパークラフトの作成までの一貫した経験が出来るワークショップとなっております。
セミナーについて
和紙は1000年以上も残る強度を備えているからこそ、生活のいろいろな場面で使われ広がってきた歴史があります。生活の場で使われる紙の道具・伝統行事に残る紙装飾から紙の美術工芸品、さらに遊びの中の紙まで、これら全てがペーパークラフトと言えます。製紙会社で25年間研究開発に携わり、2006年から紙の博物館に勤務し現在同学芸部長。2009年11月企画展「手漉き和紙の今」では皇后陛下の御行啓を賜り御説明係を担当された、辻本直彦氏からお話をうかがいます。
ペーパークラフトの四面体
「ペーパーレストラン」ではペーパーアート・ペーパークラフトを以下のように考え活動を展開しております。紙を使ったモノは、切る/折る/貼る/組立る、という基本的な加工法とその組み合わせで出来ており、いわば「ペーパーアートの四面体」中のどこかに重心が納まります。
・切る→寄席の切り紙や切絵など
・折る→奉書包み、折り紙、熨斗などの折形など
・貼る→紙風船や提灯・照明器具など
・組立→立版古、ポップアップカード・立体絵本など
これらが総合的に組み合わされ立体イラストやポップアプカード・立体絵本などの作品となります。
様々な作品は、四つのメソッドの組合わせによって目的や表現されるものがまったく違って来ますが、 最後は平らな紙に戻すことができます。
ペーパーレストラン2015は
以下各社の協力・協賛のもとに実施されます
協力/トッパン・フォームズ株式会社、株式会社紙宇宙、株式会社テイ・デイ・エス、
ビクトリノックス・ジャパン株式会社、株式会社マッシュ
協賛/サクラパックス株式会社、ダイナパック株式会社、株式会社竹尾、富山スガキ株式会社、株式会社トンボ鉛筆、日清紡ペーパープロダクツ株式会社、プラス株式会社、
株式会社文友社、平和紙業株式会社、北越紀州製紙株式会社